Lifestyle- 生活習慣病 -

偏った食事、運動不足など、毎日の生活習慣が原因となっておこる「生活習慣病」。
これは、心筋梗塞や狭心症等の虚血性心疾患、脳梗塞や脳出血等の脳血管疾患を予防する上で最も重要であり、これらの予防・治療は、がんの予防や老化予防にも直接繋がるため、当医院では患者様に適切なアドバイスを行っております。

Inspection- 高島クリニックで行える主な検査 -

  • 血液検査全般(内科系全般、腫瘍マーカー、アレルギー検査)
  • 尿検査
  • 心電図
  • ホルター心電図
  • 腹部エコー検査
  • 頸動脈エコー検査
  • 肺機能検査
  • 骨密度検査
  • 動脈硬化検査

Prevention- 生活習慣病の予防 -

生活習慣病の予防には、毎日の生活習慣を見直すことが大切です。
食生活・運動・休養・喫煙・飲酒など、さまざまな面から健康的な生活習慣を身につけることが、生活習慣病の予防につながります。

食生活
  • 栄養バランスのよい食事
  • 規則正しい1日3食
  • 適切な摂取カロリー・減塩
運動
  • 自転車通勤・階段の利用など
  • 有酸素運動(ウォーキング・ジョギング・水泳等)
  • 筋力トレーニング・ストレッチ
休養
  • 質の良い十分な睡眠
  • 入浴で疲労解消
  • リフレッシュできる余暇活動
喫煙
  • たばこと健康影響の認識
  • 禁煙への取り組み
  • 受動喫煙の防止
飲酒
  • 節度ある適度な飲酒
  • 休肝日の設定
  • 肝臓などの定期的な健診

生活習慣病の予防は、健康的な生活習慣の継続が不可欠です。
成人健診、人間ドッグ、各種がん検診、メタボリックシンドローム健診など、定期的な受診で、自分の健康状態をチェックし、生活習慣を見直す機会にしましょう。

Metabolic syndrome- メタボリックシンドローム -

近年増加の一途をたどる虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)や脳血管障害(脳出血や脳梗塞)といった動脈硬化性疾患になってしまうのを防ぐことを目的に、平成20年度より、厚生労働省主導のもとに「標準的な健診・保健指導プログラム」というものがスタートしました。
これによって平成20年4月より特定健診(いわゆるメタボ健診)が始まり、動脈硬化性疾患の危険因子を多く有するハイリスクグループの拾い上げとして、各自治体で実施される健診でもメタボリックシンドローム判定が行われるようになりました。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム(無理やり日本語にすると内臓脂肪症候群ですが・・・)と言ってもなんだかピンと来ない人も多いと思いますが、これは別に特殊な病気というものではなく、内臓脂肪の蓄積をベースとして糖尿病や高血圧、脂質代謝異常のうちいずれか2つを兼ね揃えた状態のことであり、将来心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患を併発しやすくなるいくつかの危険要素の複合体を言います。
もちろん、喫煙や高LDLコレステロール(悪玉コレステロール)血症など、メタボリックシンドローム以外にも動脈硬化性疾患の危険因子となるものはありますから、人によって動脈硬化性疾患を予防するための問題点は様々であり、指導方針や治療方針もそれぞれ異なってきます。
重要なことは、毎年きちんと健診を受け、メタボリックシンドロームを含めた自分自身の問題点を総合的に理解し、それに対して対策を講じて自らの健康管理に努めることなのです。

メタボリックシンドロームの判定基準

先述したとおり、メタボリックシンドロームは内臓型肥満によって引き起こされる糖脂質代謝異常や高血圧症を合併した状態ですから、まず、内臓脂肪蓄積状態を評価するための腹囲測定が必須となります(図①)。
両足を揃えて立ち、両腕を自然に垂らした状態で臍の高さで測定します。
男性では85cm以上、女性では90cm以上が異常値となります。
この基準値を超えた場合ハイリスクグループと考えられ、血圧・脂質・血糖の各項目において評価が行われ、2項目以上が該当する場合にメタボリックシンドロームと判定されます(図②~④)。

メタボリックシンドロームの判定基準

メタボリックシンドロームまたはその予備群と判定されたら

メタボリックシンドロームと判定されたからといってすぐに何か治療を始めるわけではありません。
ましてやメタボリックシンドロームの特効薬なんてものもありません。
あくまでも人それぞれ条件が違うので、その人ごとの問題点に沿って話を進めていきます。例えば、血圧とか血糖値とかが少し高めだけど薬を飲むほどでもない場合は減量をして腹囲を正常範囲にしてしまえば、日本の判定基準では、その時点でメタボリックシンドロームではなくなりますから、まず栄養指導や運動療法指導を行います。
また、腹囲もあるけど高血圧症や糖尿病、あるいは脂質異常症などの生活習慣病ですでに薬を飲んでいるような場合には、食事療法や運動療法も含め、現行の治療をしっかり継続するよう指導することになります。
これらの生活習慣病は動脈硬化と密接な関係がありますから、動脈硬化検査(血管年齢検査とも言います)を行って、指導の際の参考とする場合もあります。
また、今まで指摘されていなかったけど今年は血糖値がかなり高くなってきたという場合には、栄養指導はもちろんですが糖尿病についての精密検査であるブドウ糖負荷試験を行うよう指導します。
この場合、保険診療が適応となります。
他にもいろいろなケースがありますが、当クリニックでは全てのデータを総合的に判断し、個々の患者さまに最も適した指導を行います。

メタボリックシンドロームでなければそれでOK?

メタボリックシンドローム以外にも、高LDLコレステロール血症などの脂質異常症や糖尿病・高血圧症など、これら単独で動脈硬化性疾患のハイリスク因子となりうる疾患があります。
ですから、メタボリックシンドロームでなくてもLDLコレステロールが高値の場合やHDLコレステロール(善玉コレステロール)が低値の場合、また血圧が高いといった場合にはそれぞれについての治療を徹底することが必要となります。
また、LDLコレステロールがHDLコレステロールの2倍以上高い(LDLコレステロール/ HDLコレステロール比)と動脈硬化のリスクがさらに高くなるため、動脈硬化状態の評価として頸動脈エコー検査や血管年齢検査も必要に応じて行います。

Osteoporosis- 骨粗鬆症 -

歳を取ると骨がもろくなって折れやすくなるとよく言われます。これがすなわち、骨粗鬆症と呼ばれる病気です。
私たちの身体の骨は、成長期を経てからその後は何十年と同じ形を保っていますが、骨の内部では絶えず骨質の吸収と沈着、つまり骨の破壊と再形成といった新陳代謝が盛んに行われています。
この、骨の破壊と再形成のバランスが崩れて、破壊の勢いの方が勝ってしまうと、骨自体の形は変わらなくても徐々に内部の骨量が少なくなり、骨そのものが弱くなってくる訳です。
このような変化が進行していくと、骨は、重力やその他の物理的な負担の耐えられなくなって、痛みを生じたり、変形してきたり、場合によってはちょっと転んだだけで骨折しやすくなったりします。

骨粗鬆症は主に高齢者、中でも女性に多く見られます。
特に女性の場合は、閉経を契機に一気に骨量が低下してくるので、要注意です。

骨粗鬆症

予防のための食事療法

骨の構成要素としては、カルシウムやリンといったミネラル、タンパク質が特に重要です。
日本人の食事にはカルシウムが不足しがちだとよく言われます。1日に約1000mg近く摂取すると良いでしょう。
生乳はとても身近で良いカルシウム源です。
でも、中には牛乳で下痢を起こしてしまう人もいますので、そのような人の場合は、下痢を引き起こす原因である乳糖をあらかじめ分解した加工乳を飲むと良いでしょう。
チーズやヨーグルトといった乳製品も良いと思いますが、脂肪分の過剰摂取に注意してください。

食事療法

大豆にもカルシウムが多く含まれているので、豆腐・あげ・納豆・豆乳・ゆば等の豆製品を積極的に摂取しましょう。また、納豆を始め大豆製品には骨の強化に重要なビタミンKも豊富に含まれているので、まさに一石二鳥です。味噌も大豆から作られていますね。
魚のまる干し、しらずぼし、つみれ等の小魚食品もお勧めです。
青菜、海藻もカルシウムを多く含む食品として重要です。

食事療法

次に、ビタミンDという栄養素も腸からのカルシウム吸収を助けるので非常に大事です。
しいたけ・バター・卵黄等がビタミンDが豊富に含まれています。
また、日焼けのしすぎはダメですが、太陽によく当たると、体内でビタミンDが活性化されて骨の強化に有効です。
最後に、食べるだけでなく、適度な運動をすることが骨の強化に重要となります。

食事療法